法人理念

私たちの目指すもの

ソーシャルワーカーは、社会生活上の困難を抱える人々を支援し、社会構造に働きかける専門職です。弁護士がソーシャルワーカーを名乗ることに違和感を覚える方もいるかもしれません。ソーシャルワーカーは、特定の有資格者のみを指すものではありません。人間の尊重や社会正義など、ソーシャルワークの価値と原則は、対人援助職に普遍的なものであると考えます。私たちは、弁護士である前に1人のソーシャルワーカーとして、当事者に寄り添いたいと考えています。もっとも、1人の弁護士が、あらゆる場面において、常にソーシャルワーカーとしての役割まで同時に担うことはできません。福祉現場の知識と経験が豊富なソーシャルワーカーと協働して支援をすることが、私たちの目指すものです。

私たちが取り組むこと

ソーシャルワークに法の力を

「生きづらさ」を抱えた人にとって、法律で解決できることは、あまり多くないのかもしれません。私たちは、弁護士としての経験を重ねるなかで、法律だけでは解決できない社会生活上の困難をいくつも抱えた人たちに出会ってきました。そのとき、傍らに寄り添い、伴走するソーシャルワーカーとともに、立ち上がろうとする人たちをみてきました。私たちは、ソーシャルワークの力を信じています。その上で、さらに法律の知識や法的手段を駆使することで、困難の1つを取り除き、さらにもう一歩前に進むことができるようになるかもしれません。弁護士は、すべてを解決できるわけではありませんが、決して無力ではありません。力のあるソーシャルワーカーと弁護士が協働することで、その可能性は無限に広がるはずだと信じています。

ともにソーシャルアクションを

社会には、多様な社会的課題に対して、独創的なアプローチに取り組む様々な個人・団体が存在します。私たちも、これまで、積極的にソーシャルアクションを展開する人たちと出会い、ともに活動してきました。私たちの経験とネットワークが、お役に立てるかもしれません。私たちは、多様なソーシャルアクションを応援し、ともに活動していきたいと考えています。

多様なソーシャルワーカーを社会の隅々に

多様なニーズを抱えた当事者を支援するためには、支援者自身も多様でなければなりません。私たちは、多様性尊重の理念を共有する仲間を増やし、多様なソーシャルワーカーを育てていきたいと考えています。社会の隅々に至るまで、多様なソーシャルワーカーが活躍する社会を目指します。

私たちは弁護士法人です

先駆的・独創的な活動は、ともすれば独善的・属人的になりがちです。独善化を防ぐためには、法人としてスーパーバイズ体制を取り入れるなど、法人全体で支援の質を高める仕組みが必要であると考えました。さらに、属人的な活動に陥らないためには、法人としてのシステム作り・対人支援ができる体制が必要であると考えました。ソーシャルワーカーとの協働は、弁護士業務のなかでごく一部の特殊な実践ではなく、弁護士業務全般で、地域を越えて、普遍的に実践されるべきものであると考えています。私たちは、地域や個々の弁護士の活動を越えて、私たちの目指す取り組みを普遍的に展開していくため、弁護士法人を設立しました。